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看護師の現場のトップが看護師長いわゆる婦長です。私自身、長く看護師を続けてきて知識も技術もそれなりに身につけ、後輩看護師の指導をしながら、患者さんに頼られる存在になれたかなと思った時期に病院からも認められて、婦長という職責をいただきました。婦長になった当初は上司と部下との関係にとまどい、慣れているはずの仕事にも浮き足立つ場面がありましたが、2年経った今はようやく落ち着いてきました。このサイトは全国の私と同じ道で迷っている婦長さんのためのサイトです。何かのお役に立てばと思います。 このサイトへの質問等は以下のお問い合わせcstation_nurse_job@yahoo.co.jpまでお願いします。
わたしたちが病院へ行くと、どの看護婦さんたちも同じに見えますが、実際にはベテラン看護婦さんから新人看護婦さんまで色々な看護婦さんがいます。そんな看護婦さんたちをまとめている現場のリーダー、会社で言うところの部長のような立場にあるのが婦長さん(看護師長)となります。※現在、「看護婦=看護師」と改称されたため「婦長=看護師長」と呼びます。
では、そんな婦長さんのお仕事とは、どんなものでしょうか?病院の規模や、看護部の人数などによって違ってきますが、具体的に見てみましょう。
・看護部の目標や方針など、看護部長として期間的に打ち出し計画を立てる
・看護部組織の見直し計画を立てて病院全体の改善に反映させていく
・看護部の目標を年ごとに具体化し、部下の看護師の教育をする
・人事管理や、業務管理などを行う
・医療事故防止などについて、責任と権限を持つ
・病院内の他部署との連携・伝達・調整など
病院組織において、さまざまな問題を現状の調査などを行い、データを収集しながら分析し、改善に向けて取り組むことも婦長さんのお仕事となるのです。人事管理においては、看護スタッフの求人募集、面接、採用なども行います。患者さんに良質の医療や技術を提供できる優秀な看護師を募集し採用するのは婦長としての大切なお仕事です。
そうして採用した若手の新人看護師が、さまざまな理由から早期に離職してしまうのを防ぎ、他の看護師たちと一緒にスムーズに仕事ができるよう指導していくのも、重要な業務となります。
他に部下である看護師の指導をするだけでなく、相談を受けたりアドバイスをしたりなどのメンタルなケアをしながら信頼を得ていくことも必要です。また、日々進化していくヘルスケア提供システムの知識を習得し、目標や方針などを設定することも必要です。それら部署内の目標に向かって看護師たちが持つ個性や特性、専門性などを十分に発揮できるように働きやすい労務環境に整え、能力の開発や人材育成を行います。このように婦長さんのお仕事とは、看護師たちが働きやすい職場環境を整え、看護師たちが自分の能力を発揮できる組織づくりをし、より良いヘルスケアを患者さんに提供することにあるのです。看護師の仕事が患者さんに向き合い質の高いヘルスケアを提供するのに対し、看護師長は患者さんだけでなく、部署内の看護師へも目を向けなければいけないということです。
看護師長の仕事はなかなか忙しく大変です。そんな状況から生まれる悩みやストレスの解消方法を紹介していくのがこのサイトの目的です。このサイトに関する質問やお問い合わせは下記までお願い致します。
お問い合わせ先:cstation_nurse_job@yahoo.co.jp