婦長のお悩みのあれこれを解決します

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ABOUT SITE 看護師の現場のトップが看護師長いわゆる婦長です。私自身、長く看護師を続けてきて知識も技術もそれなりに身につけ、後輩看護師の指導をしながら、患者さんに頼られる存在になれたかなと思った時期に病院からも認められて、婦長という職責をいただきました。婦長になった当初は上司と部下との関係にとまどい、慣れているはずの仕事にも浮き足立つ場面がありましたが、2年経った今はようやく落ち着いてきました。このサイトは全国の私と同じ道で迷っている婦長さんのためのサイトです。何かのお役に立てばと思います。 このサイトへの質問等は以下のお問い合わせcstation_nurse_job@yahoo.co.jpまでお願いします。

新人看護師の指導について

新人看護師の指導

新人看護師を指導するには、より良いコミュニケーションを取ることが重要となります。では、コミュニケーションを取る上での注意点をご紹介しましょう。
人はこれまでに経験してきた自分の価値観や先入観などによって、さまざまなことをとらえます。新人看護師が行動する場面においても、自分の価値観ですべてを判断し、原因や理由をとらえがちです。このとき自分の価値観とずれていた場合、新人看護師の行動や言動が理解できないことがあります。そのような場合は素直に「どうしてそんな行動をするの?」と率直に尋ね、相手の答えを受け止める必要があります。しかし、自分の価値観にあてはめながら相手の話を聞いてしまった場合、途中から話が聞けなくなったり、つい口を挟んでしまい相手の行動や考えを否定してしまう結果となるのです。そうなると、新人看護師は先輩看護師に否定感情を持ってしまい、先輩看護師は新人看護師のことが理解できなくなるのです。

新人看護師とのコミュニケーション

このような状況になってしまうと、新人看護師は「話しを聞いてもらえない」「何を言っても否定される」などマイナス感情ばかり持つようになり、仕事に対するモチベーションを低下させてしまいます。そのため、新人看護師を指導する立場にある先輩看護師は自分の価値観でものごとを決めつけて相手の行動や話しをきくのではなく、相手の行動や考え方を知ろうと努力することが重要なのです。
・新人看護師の話を最後まで聞く
・相手の話を聞く姿勢を持つ
・相手の行動や考え方を否定しない
・相手に興味を持つ
要するに新人看護師の行動や考え方が正しいかどうかではなく、相手がなにを言いたいのか、どうしてそんな行動をとったのかなどを知ろうとすることが必要だということです。

信頼関係を築く

もしも、忙しくて話しを聞けない場合は、そのことを新人看護師に伝え、話しを聞く時間を調整しましょう。
新人看護師の話を聞く時は、視線を合わせる、柔らかな表情で話しを聞く、うなづきや相槌を打つなどの姿勢も大切です。これは、患者さんに実践しているコミュニケーションスキルを応用することができます。まずは相手の話を聞き、言葉や態度を受け止める言葉をかけ、その後適切な対処法を説明しましょう。新人看護師を指導するときに大切なことは、まず、良好なコミュニケーションを取って信頼関係を築くことです。その上で適切な指導を行うと、新人看護師はあなたの指導を素直に受け入れるようになるでしょう。

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