婦長のお悩みのあれこれを解決します

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ABOUT SITE 看護師の現場のトップが看護師長いわゆる婦長です。私自身、長く看護師を続けてきて知識も技術もそれなりに身につけ、後輩看護師の指導をしながら、患者さんに頼られる存在になれたかなと思った時期に病院からも認められて、婦長という職責をいただきました。婦長になった当初は上司と部下との関係にとまどい、慣れているはずの仕事にも浮き足立つ場面がありましたが、2年経った今はようやく落ち着いてきました。このサイトは全国の私と同じ道で迷っている婦長さんのためのサイトです。何かのお役に立てばと思います。 このサイトへの質問等は以下のお問い合わせcstation_nurse_job@yahoo.co.jpまでお願いします。

板挟みの苦しみは全国共通!

婦長に必要な3つの能力

婦長さんは常に上司と部下の板挟みに苦しみ、悩んでいます。そんな婦長さんの悩みを共有し、具体的な解決策と目標を確認する取り組みを行っている病院があります。その病院の取り組みを参考に、婦長さんに求められているものや問題点を考えます。
まず、看護師長にはバランスのよい3つの能力が求められます。それは概念化能力、人間関係能力、専門能力です。概念化能力は看護師の仕事をしていく上で、知識や情報を体系的に組み合わせながら状況を判断して全体を概念化して把握する能力です。人間関係能力は人間関係をうまく築き、調整する能力です。専門能力は看護師としての専門知識や技術を保持していることを示すものです。

人間関係の難しさと問題点

多くの看護師長が悩んでいる問題の一つとして人間関係があげられます。この人間関係に対する問題は理論では片付けられない難しさがあり、どう解決するのか悩むところです。
ある看護師長は「自分を含めてメンバーが7名の職場で、人間関係が悪くなっても決まったスペースで一日中顔を合せて仕事をしなくてはならず、とても辛い」と悩みを吐露しました。このように少人数の職場の場合、その中の一人であっても、ネガティブな発言をしたり反抗的な態度をとるなどすると、他のスタッフ全員に大きな影響を与えるようです。反対に大勢のスタッフを抱える看護師長は「人数が多すぎて、一人一人のスタッフのことを把握するのにとても時間がかかり大変だ」と言いました。大人数ならではの悩みもあるようです。
またある看護師長は「看護師長として、その役割や成果責任、必要な能力や態度など多くのものが要求され、その厳しさにくじけそうになります。そんなときスタッフたちに救われることもあるのです」と述べ、「だけど、わたしは看護師長として果たして適任なのか、と悩んでしまうのです」と自らが看護師長として適切であるのかを悩んでしまうことがあるようです。人間関係における悩みは根深い問題があるようです。

看護師が手薄な日本の現状とは!?

医療機関での安全管理への関心が高まる中、日本ではドイツやイギリスに比べて100床あたりの看護職員の数が少ないという現状があります。そのため一人の看護師が多くの患者と問題を抱え、医療事故への恐れが肥大し、その心理からヒューマンエラーやシステムエラーを引き起こすといったことがあるようです。医療事故を防止するためには看護師長による「経験の少ない看護師への教育」と「看護師の不安を取り除く働きかけ」が重要と考えられます。また、離職防止や人材育成、心のケアなども課題としてあげられ、どんな問題も意見交換やコミュニケーションが重要であると考えられています。

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